2017年9月24日(日)に第13回ひらつか市民活動センターまつりが開催されました!!

参加団体は約50団体ととても多く、外には屋台が数件並んでいるなど想像以上に大規模なお祭りとなっていました。それらの団体は、保健医療・福祉、子供の健全育成、人権擁護・平和推進、まちづくり・環境・地域安全、学術・文化・芸術・スポーツ、社会教育・情報化社会、国際協力などに分かれて活動しています。普段の活動実態やどんな人がいるのかなど身近に触れ合える場として、とてもよかったと思います。そしてこれだけのテーマに分かれているので老若男女問わず、楽しめる祭りでした。

模擬店、バザー、マジックや健康測定などの体験、展示、おもちゃを直すおもちゃの病院、シニアライフ相談、スタンプラリー、ダンスやファッションショーなどを行うパフォーマンスと多様な催しで、この祭りを盛り上げようという意識がそれぞれの団体からも感じることが出来ました。

どの団体もとても興味深かったのですが、参加団体一覧の「支える」、「育む」、「暮らし」、「繋がる」の4項目から、実際どのような活動を行っているのか気になった4団体に絞って取材しました。

 

①平塚の在宅ケアを考える会

 ~介護する人を応援する“ひらざい”~

「平塚の在宅ケアを考える会」の皆さん。取材にご協力いただきありがとうございました。

 

2008年(平成20年)9月に設立しました。「いい在宅ケア」を実践するために、職種や事業所の垣根を越えて、互いの顔が見える連携をすることを、医師・看護師・ケアマネージャーが呼びかけ、当初茶話会形式でスタートしました。

・活動目的…在宅ケアにかかわる専門職のよりよい連携を図る、介護する人を応援する。

・活動内容…いつでも誰でも参加可能で市内の在宅ケアに関わる多職種の交流と情報交換、介護について知りたい人向けにアドバイスや定期的にイベント実施。

平塚の在宅ケアを考える会さんは、自分達が取材した方々はとても明るく、楽しいというのが伝わってきました。悩みが無くて活動が楽しいというのは活動が順調である証拠なのでこのまま良い活動を続けてほしいです。

 

②親と子の寺子屋ふれあい自然塾

 ~見えないからこそ大事にしたい、心の根っこ~

会員の皆さんが、ゲームを使って遊ぶ子どもたちを温かく優しく見守っていました。

 

2016年(平成27年)10月に設立しました。子供の心が育つことを親子で体験することや、子供が親と向き合う、社会性が育つ、このようなことがいじめ、不登校の予防になると考えています。

・活動目的…心が育つために大切なことを心理教育的なプログラムとして親子で楽しく体験する。それによって近年増えている子供の問題の予防やストレスの緩和に役立てる。

・活動内容…少人数継続グループ「こゆるぎ」、その終了親子対象の自由参加のワークショップ「ふれあい」、気軽にゲームを楽しめる出入り自由の場「ぷらっと」を開催しています。

親と子の寺子屋さんは、目的が明確で親子の時間の提供などでその先の子供の将来のため、親御さんがどのように子供と接していけば良いかなどを教えてくれる場としても活用してもいいかなと思いました。

現在、活動の悩みはこの活動の後継者、世代交代なので皆さんもやりたいと思う人がいらしたらぜひ手を挙げて、この活動を続けてほしいと思います。

 

③留学生と語り合う会湘南平塚(RKK)

 ~マンツーマンで留学生と語り合う~

RKKの会員さん(右)を取材する、山口くん(左)と清水くん(中央)。二人とも東海大学工学部修士生です。

 

1999年(平成11年)4月に設立しました。留学生支援のニーズに対応したきめ細かな支援を実行することで、留学生と1対1の個別指導でレポートや卒論等も指導します。留学生と会員双方が、楽しみや喜びを共有できるボランティア活動を目指しています。

・活動目的…国際交流と親善を目的とし、主として湘南地区およびその周辺に在住する外国人留学生および一般市民との絆を深め、日常生活面での助言・支援を行い、日本における生活体験が豊かになるよう活動する。

・活動内容…日本語学習支援、文化・ファミリー交流、社会・工場見学、中国語学習、RKKフェスティバル、留学生支援のための各種勉強会の開催、ボランティア活動の安全対策、新入会員へのガイド、留学生の多様化促進、大学との連携強化。

留学生と語り合う会湘南平塚さんは、七夕祭りなどにも留学生と参加されており、日本の文化でもある浴衣を身につけることもして、勉強面だけでなく日本の文化に触れることが出来るので留学生にも人気だと思いました。平塚だけに留まらず、神奈川県全体で行われているので会員数は多いが、それよりも日本に来る留学生は年々増えているので、もっと会員数を増やさないと、という問題があります。年齢・学歴不問、人間が好きでフットワークの良い人で定年退職者、子育てを終わった主婦の方々も、英語などが好きな人はどんどん会員になってほしいです。

 

④NPO法人ひらつかエネルギーカフェ

 ~市民と一緒にエネルギーを考える~

ひらつかエネルギーカフェの大嶋さん(右)。活動内容を丁寧に紹介してくださいました。

 

2007年(平成19年)7月に設立」しました。2016年4月から家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。エネルギーについて今は国レベルの人が考えるだけではなく、市民一人ひとりが考えることが大切です。そして私たち市民の選択がエネルギー政策を変えていくことにもつながります。

・活動目的…エネルギー問題を考える市民を増やし、平塚市における分散型エネルギーのあり方、エネルギー自給を検討しながら、自然エネルギーの普及を行う。エコ住宅、省エネのライフスタイルなど私たちができることを具体的にあげながら、市民、事業者等のネットワークをつくる。

・活動内容…持続可能な社会を目指して多様な活動があります。エコ講座・講演会、環境イベントでの教室・相談会、食品・土壌の放射能検査、省エネ・電力自由化の相談、省エネルギー診断と提案、飯館村の人々を応援。

NPO法人ひらつかエネルギーカフェさんは、「エネルギーを取り扱うので大学の教授などとても権威のある人が来たときは人が集まるが、そうではないときには人の集まりがそれほど良くない。」と言います。

しかし、自分も取材前は確かに「エネルギーは難しい」と思い、何を語り合うのか分かりませんでしたが、とてもやさしくエネルギー初心者にも分かりやすく教えてくれるので、少しでも聞いてみたい方がいれば、ぜひお話を聞きに行って下さい。

 

慣れない取材で緊張した~、と話す清水くん(左)と山口くん(右)

 

こんなにたくさんの団体がいるって知りませんでした。平塚の皆さん、すごいですね。

機会があったら他の団体さんの活動も知りたいです。

 

取材:清水敏志(写真左)、山口晃拓(写真右) 東海大学工学部修士

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