【お知らせ】

高齢化や人口減少、ライフスタイルの変化、さらにはコロナ禍の中で、自治会(町内会)をはじめとする地域活動は様々な課題を抱えています。そこで、地域活動の現状と課題を明らかにし、解決の糸口を見つけるために自治会長、連合会長他、役員を対象としてアンケート調査を実施しました。(令和3年度実施)

 

令和4年度は、そのアンケート調査結果をもとに「平塚市都市マスタープラン7地域の特徴を見える化するために再編しました。

 

1.アンケートは、平塚市都市マスタープランにおいて生活圏、暮らしなどの特性に応じて区分けした7つの地域について、市全体の平均値と相対比較しました。

2.7つの地域の特徴は、以下の通り

(1)中心地域:女性の比率が高く、活動日が少ない。自治会運営・活動は市平均と同レベルであり、次世代育成と住民情報に関心が高い。困りごとは特定の役員しか参加しないことである。

 

(2)南部地域:女性の比率が高い。兼務数が多く、在職年数も長い。また活動時間が長く、活動日も多い。自治会運営・活動は積極的であり、ICT活用、次世代育成、防災活動、子ども・高齢者見守りなど広範囲に渡り関心が高い。困りごとは次世代育成である。

 

(3)旭地域:高齢で無職の人が多い。自治会運営・活動は大きな変化を望んでいないように見られる。困りごとは若い世代の参加が少ないことである。

 

(4)中部地域:農林水産業に就いている人が多く、在職年数は短い。自治会運営・活動は市平均と同レベルである。ゴミステーション管理・ゴミ当番、住民情報、高齢者行事に関心が高い。困りごとは行事の準備・運営である。

 

(5)北部地域:長期間在職者は少なく、活動時間も短い。自治会運営・活動は市平均に対してやや低い。ゴミステーション管理・ゴミ当番、子どもや高齢者の見守りに関心が高い。困りごとは役員の高齢化である。

 

(6)西部地域:男性の比率が高く、無職の人が少ない(何らかの職業に就いている)。居住年数は長い。自治会運営・活動は積極的であり、会員の希望・ニーズ把握、防災活動、子ども行事、高齢者移送など広範囲に渡り関心が高い。困りごとは行事の準備・運営である。

 

(7)東部地域:年齢層が若く、会社員が多い。また兼務数も少なく、居住年数も短い。自治会運営・活動は市平均と同レベルであり、ICT活用に関心が高い。困りごとは役員選びである。

 

注)項目2で記述している「高い」「低い」「多い」「少ない」「長い」「短い」は市全体の平均値との相対比較であり、絶対値ではないことをご承知おきください。

 

アンケート調査報告書はこちらからご覧いただけます。

 

令和5(2023)年6月3日 記

Share