9月27日(土)、ひらつか地域づくり市民大学、第1回目が
平塚市市民協働推進課鈴木課長による開校の挨拶で始まりました。
地域づくりも様々な方々との協働で進めていきたい旨の話しの後、
認定NPO法人市民セクターよこはまの理事でもあり
横浜市市民活動支援センターの責任者でもある、吉原明香さんから
地域コーディネーターの役割と地域づくりの様々な事例について
ご講義いただきました。
昨年から引き続いて平塚に来ていただいた吉原さんには、横浜での地域づくりの
様々な事例や、大切なポイントをいくつも教えていただきました。
特に受講生の心をつかんだのは、活動する仲間や職員に
褒める、たたえる、励ます、鼓舞する、などの声掛けの大切さ。また、
引っ越しトラック大作戦、女性の活用の方法などなど。
会場からは、へぇ〜、なるほど!と納得する場面が何度もありました。
始めて出会う受講生との交流、参加動機などを紹介し合います。
グループ同士和気あいあいと語らい、講師の話を熱心に耳を傾けます。
その後は、昨年のひらつか地域づくり市民大学受講生から、
受講終了後の活動の事例紹介です。
①旭北地区で行われていた紫陽花まつり、河内川の環境整備が目的ですが
長年の夢だった、川下の旭南地区との連携により、紫陽花まつり開催前に
合同で、河内川クリーン大作戦が開催できたことです。
河川の環境整備は、上流から下流に至るまで。一部の地域だけでやってもきれいに
ならない、と考えていた木村さん(昨年の受講生:この日は残念ながら欠席)は
市民大学で旭南地区の公民館長さんと出会えたことがきっかけになったと話す。
当日はトラック一杯のゴミが出て、すっかりきれいになったと喜びの声を紹介しました。
②中原地区にお住まいの小山さん。
老人会は年に一回、敬老会で食事するだけの活動なの?に疑問を持ち、
高齢者は様々な問題を抱えている、でもそれを人に話して
わかってもらうことが出来ず悶々としている。話し合いの場が必要、と気づいて
昨年より居場所づくりを始めた。当初6人程度だった会が今や14人に増え
向こう三軒両隣の関係ができつつあると紹介した。
そこに参加するようになったAさん。
認知症の奥様の介護の毎日、そこへご自分が入院する羽目になりとても困っていました。
でも、「仲間が庭の草むしりやゴミ捨てをしてくれ、涙がでるほど嬉しかった。
こんな付き合いができると思っていなかった」と感謝の気持ちを紹介してくれました。
③最後は松が丘公民館館長の小島さん。伊勢山自治会連合会長をしていたころのこと。
自治会の様々な行事には地域のボランティアの手が必要、
役員だけでやるのは大変なので、回覧板を利用した行事別ボランティア募集を
行ったところ、70名を超える方々に毎年登録いただいてお手伝いしてもらっている。
だから人手に困ったことがない、と紹介してくださった。
受講生からは「ぜひうちでもやってみたい」と感嘆の声が上がりました。
ワークショップでは、講座の中で参考になったことなどを話し合い、
今後地域で活かしたい、との感想が多く寄せられました。
次回は、10月18日(土)
「横内地区を歩いてみよう、横内の地域づくり」
現場を見学後、「地域づくりは人づくり」について学びます。