9月12日(土)は、松原地区の地域づくりの取り組みから学ばせていただきました。
当日は、松原地区町内福祉村へ集合し、まち歩きをスタート。
松原小学校校庭には、自治会が設置した立派な防犯灯があります。
「この小学校は災害時の避難場所になっているのに、灯り1つなく真っ暗だった。
こんな状態では万が一の時、避難民を受け入れることは出来ない。」
と話すのは元自治会連合会長の猪脵さん。
会長会議で検討し300万の支出を決定、小学校、教育委員会へと話を通し、
平成14年8月に建立することができたそうです。
災害時ライフラインが止まっても風力と太陽光で灯りがともり
内臓バッテリーに蓄電して携帯電話などに充電できるマルチな防犯灯です。
管理はあくまでも自治会、でも地域の役に立つことなら、と住民の皆さんは好意的だそう。
小学校を後に、地下道へ。
かつて落書きだらけだった壁面を綺麗にふき取り
子どもたちと一緒に壁画を制作しています。
子どもたちの通学路でもあるため、暗い地下道が明るくなったと評判です。
その後は松原緑地を通り、丁髷塚、一里塚と歴史に触れながら歩きました。
↑神明神社社屋台
明治4年に新調され戦火にも免れた馬入地区唯一の戦前からの建物
4月の例大祭で披露されている。
↑丁髷塚 ↑馬入一里塚
松原公民館へ到着後は、松原地域の地域づくりの紹介と意見交換をしました。
登壇者は、松原地区町内福祉村村長の小出さん
http://www.scn-net.ne.jp/~matu-fkm/
松原地区社会福祉協議会会長の持田さん、松原地区自治会連合会長の柏木さん、
松原公民館館長の石本さん、松原ネットワーク推進委員会会長の猪脵さん。
http://hiratsuka.johokyoyu.net/area/matsubara/
それぞれの団体が日頃ネットワークを保ちながら
積極的に地域づくりに取り組んでおられました。
会場となった松原公民館には、松原市区のゆるきゃら「まっちゃん」「まつぼう」が
訪れる皆さんを待っていてくれます。
マスコットはダウンロードして使えるそうですよ!
http://www.scn-net.ne.jp/~matu-fkm/topics.html
以下は、参加者のアンケート(抜粋)から。
・地下道に絵を描いた最初の見学地の活動の発端と清掃活動との連携を知りました。
・LED街灯、地下道の壁画は素晴らしい。
・今までは車で通るだけだったが、今日歩いて色々説明をいただき、一里塚を始め、丁髷塚、ちょんまげ最中のいわれ、神明神社屋台等勉強になりました。
・地域の人に出会うことが極めて少ない。商店街がないせいなのか。松原地区、国道北側は高層住宅が少ない。緑が少なくコンクリートのまちに見えるが、よく整理(清掃)されている。
・とても楽しく歩かせていただきました。松原地区に初めて伺いましたが、わかりやすい説明をしていただきよくわかりました。平塚に住んでいながら知らないことがたくさんあります。
・日頃大通りは通るものの、一歩踏み込んだ所に遊歩道があったり名所を知ることが出来ました。
・地域の歴史文化を大切にしていることがわかった。一里塚の碑を自分たちの手で建てたという話を聞けた。
・地域住民の結びつきが強いように感じた。
・安全に歩ける、緑の多い、歴史を感じることが出来る良い地区だと思った。
・街並みを見て、幸せな環境でのお住まいだと感じました。私たちのところは、市からのいろいろな応援がしきれない新興住宅地で、待ちづくりという面では、あまりに意見が多岐にわたるのか、市からの援助が少ないと思われました。そういった意味からうらやましく思いました。
・松原地区について各登壇者の方々からくわしい説明があり、とても良かったと思います。
・ゆるきゃらは参考になりました。
・地域の各団体の活動が活発であり、それぞれが信念をもって取り組んでいる。カラーのパンフレットが立派である。たいへん安く作成しており参考にしたい。福祉村と社協の役割分担を明確化されている。
・松原地区のキャラクター、まっちゃん・まつぼう いいですね。ゴミ問題はどこの地区でも同じですね。細かい説明を書いたポスター等積極的な取り組み参考になります。カラスの姿が見えないということですが、私の地区ではイタズラをしています。なかなか解決策がありません。ネットでは対応しきれない状態です。
次回3回目は、10月17日(土)
やわた子ども村の活動から「地域づくりはゆるやかに楽しく」
特徴ある取り組みはとても参考になります。