皆さん、こんにちは。
大変遅くなってしまいましたが、
9月1日に行われた「ひらつか地域づくり市民大学」公開講座のようすをご報告いたします。
当日は、66名の受講者と、その他に行政関係者、当会のメンバーも合わせて総勢80名が出席しました。
講師の川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表)から、
「自治を回復し、まち・むらの課題を、まち・むらの力で解決するために 〜協働の基礎を再確認する〜」と題して
総動でまちづくりをする必要性をデータをもとにご説明いただき、
また先進都市のまちづくりの事例をご紹介いただきました。
特に平塚市の現状(高齢化率、少子化の現状、財政状況)を、具体的に提示された時は
会場内から驚きとどよめきの声があがったほどで、地域づくりの主体は自分たちだ、という
認識を新たに持たれた方も多かったようでした。
参加者からいただいたアンケートを集計したので、以下にお知らせいたします。
尚、たくさんご意見をいただきましたので、共通したご意見については抜粋してご案内しています。
1.今回の講座内容は、あなたの期待を100点とした場合、何点でしたか?
平均点 87,64点 回答者計 50人
点数 |
人数 |
点数 |
人数 |
200 |
1 |
85 |
2 |
120 |
1 |
80 |
15 |
100 |
8 |
70 |
5 |
97 |
1 |
60 |
1 |
95 |
5 |
10 |
1 |
90 |
10 |
|
2.1.の点数を(さらに)高めるには、どの部分をどのように改善すればよいか、ご助言をお願いします。
l テーマを絞った事例をもう少し追加して頂きたかった。(子供中心、老人中心、地域活動etc 。総括的なものでなく。)
l 成功例でまちが変わったが具体的に実行を起こす時が人間関係がキハクになっている今ではむずかしい所もあると思う。
l 色々な面で市の職員の方の熱意を感じられる様な平塚市が活性化するように頑張ってほしい。
l 学校PTAの親子さん、東海大や神大の学生、学童のスタッフさんなど、若い世代の方の参加、声かけを願います。
「地域コーディネーター」とは少し気が重いのですが、色んな世代の方が気軽に参加することで、
多くの人の意識が高まるし課題が共有できると思います。
l 時間配分の工夫が必要と思う。
l ワークショップの時間が少なく少し残念でしたが、講義が内容がとても充実して大変勉強になりました。
l 人と人とのつながりが大変大事だと思います。地域が一体となることが良いと痛感しています。
l 参加者同士の意見交換の時間が多ければ良かった。
l 行政に頼るのではなく自分から発進させる方法はとても良かったです。協働の良い所はたくさんあって良く分りました。
l せっかくいい話を聞いても自分の知識が追いついていないのでもっと勉強すべきだと感じた。
l とてもわかりやすくて良かった。もっと様々な事例が知りたいと思った。
l もう少しゆっくり話して欲しい。貴重なお話であるので、手持ち資料に出典を紹介頂ければ、受講後研究にできる。
l 川北先生のお話はとても迫力がありわかりやすく素晴らしかったです。
この市民大学終了後の受講者のネットワークづくり(メーリングリスト)を通して各地域の動きを知り合い
励まし合うシステムが必要。今までも行政が地域コーディネーター講座を何度か開催して下さいましたが、
講座後の動向等がよくわからない点が多かったように思います。
今回は協働事業で丁寧にフォローがあることを望みたいと思います。
l この公開講座から、ひらつか地域づくり市民大学に活かすのや、今後に期待。
l 内容が盛りだくさんだったので、ワークショップがなくてもいいから話をゆっくりききたい。
l 時間が足りない。自分たちのまわりにどんな問題があるのか気付かせてほしかった。
l 先生のお話は非常に面白くうなずけたし、とても参考になった。もっとお話を聞きたかった。前半後半に分け、あと30分延長するなど。
l 点数をつけるのは無理です。
3.本講座を受講したきっかけを教えてください。(複数回答可)
- チラシをみて興味を持ったから 5票
- 地域での課題を解決する方法を学びたかったから 23票
- 地域づくりや地域コーディネーターに関心があったから 23票
- 知人・友人に誘われたから 11票
- 知人に誘われて仕方なく 1票
- 暇だったから 1票
- その他 6票
(市民活動団体に所属していたので。上司からの案内。)
4.あなたが考える地域づくりを教えてください。(複数回答可)
- 自治会を主体とした地域づくり 14票
- 地域住民や有志が中心となる地域づくり 21票
- 自治会・行政・企業との協働による地域づくり 26票
- 地域自治(市民自治)による地域づくり 24票
- 公民館を中心とした地域づくり 8票
- 行政の指導の下に行う地域づくり 0票
- その他 1票
(公民館主体が望ましいと思うが、自治会等がどう関わるのかがキーポイントか…)
5.公開講座受講してのご意見・ご感想・今後に期待すること等をお書きください。
l 川北先生が最後に述べられた「自分たちに似ている(平塚市内の独居率と高齢化率のグラフより)
地域から学ぶこと」の発想。
l 地域コーディネーターの育成について、市民大学だけで良いのか?今後の位置づけをどのようにしていくのか期待してます。
l 上手な語り口で吸い込まれる様に聞き入りました。これからの地域でのボランティアに生かせればと思います。
l すぐに何かがかわるというのは無理だと思うので、このような講座の機会を増やしてほしい。
l 今後の地域のあり方を考える上で参考になった。こういう場所に障がい者が出てくること。
l 具体的な取り組みのキッカケづくりに期待している。各自治会長や民生委員も出席の依頼をしてほしい。
l より多くの方、多くの地域で講座をやって、啓発を進めてほしい。
l 今日伺った内容を地域に持ち帰ってそのまま初めて通じるのか考えてしまいます。
l 市の現状を再認識し、地域づくりを改めて考えさせられた。
l 印象的な講座中の言葉に「交わりの密度を上げる。」これからの「まちづくり」を考える上でのポイントではないでしょうか。
まずは歩いて街(町)の実情(現実)を知ることからスタートしたいですね。
l 客観的に!市民に何が良いかを忘れずに。待ったなし。行動あるのみ。(200点!)
l 他の地域の事をもっとわかりあいたいと思うし、その為に勉強しなければと思った。
l 総働が印象に残った。
l 少子高齢化が想像以上に深刻であることを知った。
日頃のボランティア活動で地域の希薄化が深刻であることを感じていたが、
これからは地域のあり方しだいで、自分たちの暮らしが改善されることを学び、希望がもてた。
しかし、地域のつながりと密にするのはとても難しく、コーディネーターの育成や子供たちの教育が大切だと思った。
とにかく新しい考えで取り組むことが大事だと教えられた。
l 平塚のまちは究極的に困っていることは何かを住民が意識していない。
講師の事例は支えあわなければ生きていけない現状、個人情報を開示してまで支えあう、
そして信頼関係はきちんとして来たからと思う。財政的にも厳しいこれから、支えあわなければ生活できない状況。
l 2回目以降、毎週木曜日講座開催で残念ながら参加することができませんが、
この市民大学から各地域にやる気のある地域活動コーディネーターが誕生することを期待していますし、
自分自身が市民活動だけでなく自分の住む地域でアイデアを出して行きたいと考えます。
自治会等、地域の役員と、色々な市民活動をしているメンバーとの連携や懇談会の開催を通して、
より地域自治が進むことが必要だと思います。
l 今後の地域の活性化に役立てたい。
l 川北先生の講座に参加できてよかったです。
l 具体的に何をするかは自分達で考えなくてはいけないのが不安。ボランティアをやりたいが、仕事が忙しい。
介護ヘルパーの仕事をしています。介護を手助けしたい。
l 具体的な事例があり分かりやすかったです。(公民館関係)
l なぜ地域づくりか?と云われ、具体的に平塚市の内状を数字で表していただき理解しました。
l ヒントをたくさんいただきました。行事中心の自治会から事業展開できる自治会へ(伊勢山自治会)
l 地域で働きかけていけるように、今日の学んだことを活用して生かしていきたい。ありがとうございました。
l 福祉村を作るための参考にしていきます。
以上。
第2回目以降は、受講者30名の方々と共に、地域コーディネーターを目指して学んでいく予定です。
受講者の皆さんとの仲間づくりも進めていきたいと思いますので、
皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。(スタッフ一同)