湘南NPOサポートセンターでは令和5年度平塚市と協働で、共創型の地域・まちづくりの考え方をもとに「ひらつか地域活動の仕組みづくりnote」を作成しました。

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この中で提案した多世代が参画する体制・アイデア企画・情報発信について、神奈川県の「地域づくり活動促進事業」の支援を受け、中高生世代を対象にこれからのひらつかの魅力・元気アップに向けた活動にチャレンジしていくための意見交換セミナーを開催しました。

 

【開催日】 令和6年12月7日(土)13:30~16:00

【場 所】 ひらつか市民活動センター (平塚市見附町1-8)

【参加者】 16名

【主 催】 NPO法人 湘南NPOサポートセンター

【協 賛】 神奈川県湘南地域県政総合センター

 

(1)セミナー趣旨説明

鈴木 奏到氏(湘南NPOサポートセンター/認定都市プランナー)

今回のセミナーは、若い世代を対象に具体的な活動に参画していくキックオフの意見交換する場を目指し、ひらつかのよさを語り合い、広く知ってもらうためのアイデアを考えていこうと企画した趣旨説明を行いました。

 

(2)事例紹介  

「トンガリースの挑戦と実践」~高校生による社会参画のカタチ~

森田 鉄平氏(トンガリーズ代表)

「先生は高校生でも世の中を変えられると思っていますか?」教え子の一言から、森田さんはトンガリーズを立ち上げ、「やりたい」は実現できる、自分も誰かを笑顔にできるをモットーに、2021年の江ノ島シークレット花火、2023年の平塚こども縁日等、様々な実践例を紹介していただきました。

これからのまちづくりは、トップダウンで若い世代:例えば高校生、を巻きこむよりも高校生がやりたいことを一緒に実現するボトムアップが大切だ!の言葉に参加者の高校生も笑顔になっていました。

 

「総合的な学習の時間への取り組み」~平塚を知り尽くし、住み続けたくなるまち平塚にするために~

里倉 徹哉氏( 金旭中学校教員)

中学校の総合学習の中で、3年間通して探求型に取り組んでいる内容、平塚の特徴や暮らし・働くこととの関係を知り、行政や専門家の方からのアドバイスもいただきながら各自のテーマでの課題を見つけまとめていっている様子について紹介していただきました。

地元の方々を前にしたプレゼンや夏祭りへの参画の様子もあり、たくさんの本物との出会い、色々な人との出会いから学んでいくことがまちづくりにつながっていくとの話に大きな気づきがあったようです。

 

(3)グループワーク

「ひらつかのよさを広く知ってもらうアイデアを考えよう」

・グループワークでは、A高校生グループ、B大学生グループ、C社会人グループに分かれ、ひらつかのよさ、知ってもらうための取り組みや活動、それへの関わり方等についてポストイットに意見やアイデアを話し合い、発表していただきました。

 

A高校生グループからは、少子化の影響で廃校になる学校を活用して学生が集まれるコミュニティ施設、お財布にやさしい地産地消のカフェ、身近なものをリサイクルするフリーマーケット、小中学生の勉強相談、自習室等の機能を持った「学生版コミュニティ広場」を立ち上げたいとのアイデアの発表がありました。

B大学生グループからは、市外の学生にも自然の魅力を知ってもらう企画として、地元の中高校生がひらつかの自然の良いところを調べ、博物館学芸員、NPO/市民団体(ex.星を観る会)、大学生が協力して実施する。「平塚の自然の魅力を知る“星キャンプ★”!」のアイデアの発表がありました。

C社会人グループからは、美味しい農海産物が豊富、海山川そして富士を望む景色の良さ、東京や横浜への交通アクセルが良く、ほどよく田舎で暮らしやすい、いろいろな高校があり教育施設が整ってますよといった暮らしの情報も含めた地域の魅力を発信する「平塚の“ローカルメディア”をつくりたい!」との発表がありました。

 

参加者からは、やりたいことが地元の活性化につながるという学生が結構多いのではないかと感じた(高校生)

チャレンジすることが大切ということを改めて考えられた。これからも挑戦し続けられる人になりたいと再確認できた。(大学生)

若い世代がまちづくりに興味を持っていることを知ることができました。自治会に若い人を参加させるためではなく、若い人の応援をすることが必要と知ることができたのは大きな収穫でした(社会人40代)等、前向きな意見をいただきました。

 

事例紹介をいただいた森田さん、里倉先生からは若い世代のまちづくりにもっともっと関わっていこう、人と人のつながりを大切にしていこうとの熱い思いをいただき、参加者の皆さんからも大きな気づきと挑戦していく気持ちを持っていただけたのではないかと感じました。

“我がまちひらつか”のこれからについて、若い世代の人たちが語り合える場を続けていきたいと思います。

記 20250227

 

 

 

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