2023(令和5)年度通常総会を5月20日(土)に開催しました。
議事
(1)第1号議案 令和4年度(2022)事業報告
(2)第2号議案 令和4年度(2022)決算報告、監査報告
(3)質疑応答
(4)第3号議案 令和5年度(2023) 事業計画案
(5)第4号議案 令和5年度(2023) 予算案
総会において全ての議事が承認されました。
令和4年度の事業報告は各プロジェクトを担当する代表者が、日頃会員の皆様になかなかお伝えしにくい事業のプロセスや成果及び課題をPPTにまとめてプレゼンする形を取りました。
会員の皆さんは同じ組織のメンバーでありながら、各プロジェクトがどのようなことをしているか関わっていればともかく、関わっていないとなかなか見えにくいため、年に一度はしっかりと共有する機会を持つことはとても重要なことと考えております。各プロジェクトリーダーにはそれぞれ丁寧に報告していただきました。
2023年度は特定非営利活動法人を設立(2013年3月)し、決算期でいうと14期目に入ります。
令和4(2022)年9月、法人設立10周年の節目として関係者のみなさまにお集まりいただき、記念のセレモニーを開催しました。
その際発行したパンフレットにも記載しましたが、令和5年度は「原点回帰」、初心に戻り改めて法人の目的と役割を見直す機会としました。
行政でもない、企業でもない、NPOでなくては出来ないことをNPOらしく行っていくことをここに改めて表明いたします。
≪共創社会のサポーターをめざす第2章へのスタート!≫
戦災からの復興の第一歩から80年余り、現在の市域になってから65年、先達が築きあげてきた平塚のまちづくり物語も、産業構造の変化、人口減少化への転換期の中、コロナ禍を契機に新たな章へと大きく変わっていく予感がします。
誰もが輝き、誰もが安心して暮らせるまちを作っていくために、一人一人の思いを地域・まちづくりという活動に変え、活力と魅力を重ねていくことが大切になってくると考えます。
そのため私たち湘南NPOサポートセンターは、市民活動やNPOを『支援』するだけでなく、「気づきとつながり」「対話と実行」「場づくり」を提案し、多様な主体(市民・企業・行政・学校・地域)がともに手を取りながら地域課題の解決や地域づくりの推進を共に創りあげて(『共創』)いくことを積極的に生み出していきたいと考えています。
(1)まちづくりサポート体制の強化と総合的支援:みてみないふりをしない、「まちの伴走者」へ
これまでの10年で培った経験やネットワークのもと、会員のみなさまのお力をお借りし、新しいメンバーの拡充はもちろん、協力機関との連携をすすめ、今までなかなか光が当たらなかった分野にも積極的に取り組んでいきます。そのため「支援者」としての専門性を磨くとともに、「支援先」が目指す社会の実現に寄与できる対応力や専門性を向上させていきます。
また、多様化する地域課題の解決に対しては対処療法的に支援を行うのではなく、当事者や受益者に寄り添いながら、現象の原因とその構造を深く理解し、過去の経過だけでなく将来の見通しをもとに、提案・助言しその実現を促すことができる総合的な支援をめざしていきます。
(2)「まちを支え、まちを担う人」の育成と、まちづくりを「支援する担い手」育成の促進:みんなの「まちの学び舎」づくり
これまでも私たちはまちづくりの一歩を踏み出す講座から、さまざまな分野をつなげるコーディネーターなど、まちづくりにおける様々な立場の人材を育成する学びの機会を提供してきました。まちづくりにおいて市民の活躍がますます期待されるこれから、今までの人材育成に加え、少年・青年期から地域まちづくりへの関心を高めることも重要と考え、会員のみなさまのお力を借りながら学びの場を広げていきます。
また、まちづくりの地域組織の相談を受け止め、ともに課題解決を図っていく技能を身につけた担い手育成も不可欠です。私たちは支援者としての専門性を高め、「一歩先の視野」を持ち、当事者・受益者とともに、課題の解決や理想の実現へと動き出すための「半歩先のプログラム」を提供できる人材を育成していきます。
(3)世代を超えた出会い、交流、支え合いの場の充実:みんなで「まちの会所」づくり
現在運営を担っている市民活動センターをはじめ、各種事業、法人主催の定例会などさまざまな機会に、会員同士はもとより、こどもからお年寄りまで世代をまたぐ新たな出会いと交流を創出・促進していくため、さまざまな資源(人材、物品、資金)や情報を提供していきます。
また、これまでのように地域の様々な活動や魅力の発信を継続するとともに、災害、安全・防犯、健康・福祉、移動・外出支援、環境保全・美化等、地域のまちづくりに関わる基礎情報を、会員や市民に向けて分かりやすく提供していきます。
これらを合わせて令和5年度は、平塚市制100年を迎える10年後を見据え、わがまち愛に裏付けされた市民力、地域力を醸成し、共創による地域づくりのサポーターをめざした活動のスタートアップの年にしていこうと思います。
本年度も引き続きよろしくお願いいたします。