環境や状況が刻々と変化していく中で、何か新しいことを始めようとする時に参考にしたい言葉を集めてみました。

今までにひらつか地域魅力ネットで取材させていただいた皆さんのメッセージを中心にご紹介します。

 

母の故郷の沖縄人の気質が影響しているように思います。

戦後、焼け野原の中から米軍が捨てたコーラの瓶を溶かして作った琉球ガラスのように、沖縄の歴史を知ると「何もないから、出来ない」ではなく「何もないけど、無いところから何かやってみよう」という気質があるように感じます。

平塚ももっと知ると、良いところが沢山見つかると思いますので、生まれて育った平塚で自分ができることをやっていきたいと思っています。

イベントプランナー/竹本 有希さん 取材より

 

養子ではなく里親ですから、姓の違う家族が同居していることで奇妙に思われる方もいましたが、ご近所の方も親切に接してくれて嬉しかったですね。何よりも会社の仕事以外で自分の人生において新たな大事なものが見つかり、仕事上の悩みなどがとても小さなものに見えて、気にならなくなりました。

日野原記念ピースハウス病院 ボランティア/袴田 明典さん 取材より

 

常に「子どもにとって良いことはなんだろう」とつきつめていくと、親、祖父母、周りの大人のことも考えないといけない。お母さんが豊かな時間が持てないのに子どもが豊かで楽しくなるわけがない。では、お母さんが豊かな時間を作るには何をすればいいの? そこで、洋裁教室とか料理教室なども開催しています。

子どもだけを見るのではなく「子どもにとって良いことってなんだろう」と広い視野で考えています。

あそびのスタジオ Pepika/石井 佳さん 取材より

 

ボランティアを「暇だから、時間があるから」といってやってくる人は長く続かないですね。日野原先生の教えでもあるのですが、「ボランティアは自分の貴重な時間を世の中の役にたてようとして捧げることです」とおっしゃいます。だから、「受け入れる側も大事な時間を犠牲にしてきてくれているボランティアの人たちに「本当に人のために役立った」という気持ちになって帰ってもらうように心がけなければいけない」と教えられました。

日野原記念ピースハウス病院 ボランティア/袴田 明典さん 取材より

 

お客様といる空間を自分も楽しむこと。だと自分なりに思っています。お客様が一生懸命お話ししてくれているのに自分がつまらなそうだったら、お客様も話す気にならないだろうし、逆にこちらが楽しそうだと思いがけない話までしてくれることもあるので、『自分も楽しむ』ことを心がけています。そのためにも沢山話すことですね。

「接客RPコンテスト」全国大会出場(株)アダストリア/野尻 麻由さん取材より

 

Pepikaの人気イベントトの一つに「本気の大人と遊ぼう」という企画があります。

どんなことでも、その道のエキスパートは子どもたちに沢山の夢を与えてくれると思っています。それが子どもたちの好きな世界とマッチングしていればなおのこと。

4回目となる“くぼちゃんと電車であそぼう“。子どもたちと一緒に本気で遊んでくださるくぼちゃんに、子どもだけでなく、お母さん方からも嬉しい言葉をいただいています。

あそびのスタジオ Pepika/石井 佳さん 取材より

 

2005年の阪神・淡路大震災の時、連日テレビで震災直後の火災が発生していく映像を見ていた母が、「もし、私がこの火災の中にいて、動けなくてあなたに「由美子、1人で死ぬのはいや。私の傍にいて」と言ったら、あなたどうする?」って聴いてきたの。

私は「そんなの決まってるじゃない、傍にいてあげるわよ。」と答えたのね。

そしたら「そうするんだ・・・。それじゃ困るのよ」と言い出したんです。

私が「何で?」と聞くと、「私の本心を言うから、これだけは守ってね。きっと震災に遭遇したなら極限の状態だから私も、弱気になって由美子に「傍にいて」と縋りつくと思うの。それは許して。でもね、あなたは逃げなさい。逃げるの。そして30分でも1時間でも長く生きるのよ。私が「行かないで」と縋りつくかもしれないけど、私の手を振り払ってでも逃げるの。」母はそう言ったんです。

しばらくして、いつになく真面目な顔で母は「そうなのよね。そんな風に育ててしまったのよね。私の育て方が間違ったわね。」と嘆いて言いました。

今思えば、これが、私の防災意識の原点かもしれませんね。

女性防災クラブ平塚パワーズ 会長/菅野 由美子さん 取材より

 

(ドイツの哲学者カール・マルクスの言葉)

昔の人が出した問いでまだ答えが出ていないものに、のちの人が答えを出したりしながら人類はここまで歩んできたのだと思います。すべての問いに答えきれているわけでもないのでしょうから、これからも人類は歩みを続けるのでしょう。答えを出しながら・・

湘南NPOサポートセンター 会員/長谷川 貴昭さん

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