パワーズの要として戦略を練る、重要人物

女性防災クラブ平塚パワーズ

菅野由美子さん

鎌倉生まれ 平塚市中原在住

 

 

私は女性防災クラブ平塚パワーズの会長4年目ですが、前会長の菅野さんは入会以来パワーズの要職になくてはならない、そんな人にインタビューしました。

菅野さんは、性格は一見おとなしい人、物事を的確に判断できる人、長期に亘っての見通しができる人、文章、計算、パソコン、ポスター作成等が得意な人です。(河内川あじさいまつりの案内ポスターを毎年作成してもらっています。平塚駅北口地下に掲示されます。)

いつもながら泉のごとく涌いてくる企画・構成力、文章力には10年近く傍にいて、いつも驚きでいっぱいになる凄いと言わせる人。そんなところから以前記者さんに「菅野さん軍師だね」と言われたことがあります。

菅野さんなくしては、「防災 減災 パワーズブック」「パワーズ紹介チラシ」も発行はなかったと思います。

そんな菅野さんに今まで問いかけたことのなかった入会のきっかけの話など聞いてみました。

12年前平塚市民になった時、「地域に関わり合いを持ちたい」と平塚広報を見てパワーズに参加したそうです。「入会して間もなく役員になって長く携わって来れた事、自分が考えた事が実現できる喜びがあった事が良かった。」との事。菅野さんは長年企画していた内容をまとめ、「パワーズブック」に載せる準備をしていました。パワーズは6ブロックあるので各ブロックで割り振りして作る事とし、段ボールトイレは6ブロックが担当、防災頭巾は4・5ブロック、パワーズ便利ポーチは全ブロック、パッククッキングは3ブロック、応急手当は全ブロック、などすでに自分の中では仕上がっていたようです。

いつも編集や書記の仕事が多かったので本人の声を聞いたことがなかったくらいです。そんなある時とても雄弁である事に気付いたのが3.11(東日本大震災)の5日前に仙台市の東北大学(さくらホール)でのパワーズを紹介した講演でした。それ以来多忙な日々となったことは6年間経っても変わらないです。

「平塚パワーズの活動の20年間の前半10年は学ぶ期間でした。」と振り返り「後半10年は災害時に会員が困らないようにし、今までの行動を残しつつ社会貢献したい。」と熱く1点を見つめて話してくれました。私も同感です。

嬉しかったことは、の質問に「パワーズブブックが完成したことです」と答えが返ってきました。パワーズ全体の先を観てくれるひとです。

地域で災害時に会員が活動出来るようになる事。そして自治会等を通して一人でも多くの命を守って頂く事を願って、私たちの目指す女性目線で防災減災を平塚より全国的に拡めいきたいと思います。

 

自治会での防災訓練で、応急手当の説明をする菅野さん。菅野さんは身の回りにある身近なもの、例えばバンダナやスーパーのレジ袋などをどうやって使えば効果的に応急手当に利用できるか、常に考えを巡らせています。

 

パワーズの活動の中で好評のひとつ、ポリ袋を使ったパッククッキングのメニューも仲間と一緒に日々研究して増えつつあります。

 

立ち上げ以来数々の表彰を受けているパワーズ。写真は平成24年度に筑波大学同窓会(茗渓会)から第11回茗渓賞を顕彰、平塚市長・副市長に表敬訪問したときのものです。

 

女性防災クラブ平塚パワーズ20周年記念祝賀会会場にて。菅野さんの左隣にいるのが私(木村)です。

記事担当:木村美江子

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