「やまと豚」のフリーデン

開業して一年を迎えた「ららぽーと湘南平塚」。何度も行ったことがあるけれど、お店が沢山あって知らないお店もまだまだあります。そんな「ららぽーと湘南平塚」で気になるお店を見つけました。

とんかつ「やまと」

その名の通り「とんかつ」を食べさせてくれるお店です。「とんかつ」といえば「豚肉」。それも「やまと豚」と書いてあります。どんな豚肉? どんな会社がつくっているの? 早速調べてみました。

会社の名前は「株式会社フリーデン」。

1960年創業で「安全、安心、おいしさ」を食卓に届けるために、豚の飼育から加工、販売など自社で一貫して行っている会社です。「やまと豚」というだけあって国産豚にこだわった会社です。

 

地域循環型農業

みなさん、「地域循環型」という言葉を聞いたことがあると思います。例で言うとゴミを焼却した熱で温室ハウス栽培で果物を育てたり、入浴施設などを運営したりすることを言います。

フリーデンの牧場では、豚からの排泄物は浄化設備で処理され、有機堆肥として地域の休耕地や転作田で豚の飼料用の米の栽培に利用されます。その飼料米を食べて豚が育っています。このような地域循環型農業だけでなく日本の企業養豚の発展にチャレンジしています。牧場は群馬、福島などの東北地域にありますが、本社、加工工場が平塚市の南金目にあります。フリーデンで産み出される「やまと豚」です。

 

“〇〇ぶった”グルメレポ

でも何といっても食べておいしくなければいけません。

「ららぽーと湘南平塚」の「やまと」で食事しました。注文したのは、写真のような「ロースカツ御膳」です。

豚だけに、妙に“通ぶった”、テレビでおなじみのグルメレポーターのレジェンドの“H麿呂ぶった”レポートをご覧ください。

注文してしばらくするとゴマが入った小さい擂鉢(すりばち)がでてきます。

「ゴマを摺(す)ってお好みでタレを混ぜてください。」店員さんに言われたとおりに擂粉木(すりこぎ)でゴリゴリしながらトンカツが出てくるのを待ちました。いよいよ登場です。

 

まず、写真のように中央の一切れを肉面が見えるように並べて肉の色を確認。きれいなピンク色をしています。

おもむろに衣をはがして肉だけ口に運びます。“通ぶってる”でしょう?(笑)

テレビで「油が甘い!」なんて言うタレントがいますが、全く「何を言ってるんだか?」と馬鹿にしていましたが、本当に甘く感じました。

柔らかくておいしいです。自分で摺ったゴマだれをつけると香ばしくて“トンカツのルイ14世や”なんて他のお客さんに聞こえないようにつぶやきました。本当に美味かったです。

ハム・ソーセージなども加工、販売しています。

世界が認めた味覚

美味しさの証として、「やまと豚」は食品のミシュランガイドと言われているITQI(国際味覚審査機構)で3年連続で金賞を受賞。トロフイ―が本社応接室に飾られています。

またハム・ソーセージも2003年から2017年までドイツのDLG食品コンテストで、金賞を連続受賞しています。

フリーデンのような先駆者的な会社が平塚市に本社を構えているのは、市民としてうれしいですね。

これからも「食で平塚を元気に」にしてください。お願いします。フリーデンさん。

 

フリーデンさんのホームページはこちらです。

商品の画像はフリーデンさんから提供していただきました。

(取材&記事  gantyan with shimizu)

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