澄んだ川の流れ、きれいに咲いたあじさい、透き通るような青空、体をきれいにする空気、それにもまして情熱的な人々、『河内川のあじさいまつり』は、素晴らしい雰囲気の中で始まりました。と書こうと思ったら、”水をさす“朝からの小雨。少し残念です。

でも開会式で来賓の河野大臣(代理の方)は『あじさいには少しの雨が似合う』との挨拶でした。そう言われてみると。主役は『あじさい』で、小雨が似合うきれいな花です。河内川の土手には、1,900本ものあじさいが、3分咲きから7分咲きまで誇らしげに咲いています。

そして今年、令和元年6月9日(日)に、河内川上流(鎌倉橋)~下流(下河原橋)の約1.4㎞で、『河内川あじさいまつり実行委員会』主催による『第15回 旭 河内川 あじさいまつり』が行われました。

お客さんの来場者は、主催者によると約5千人。大人から子どもまで、『花より団子』か、地元の新鮮野菜を販売したり、迫力ある太鼓演奏があったり、楽しそう。ところどころで、かわいい子どもの声が響き、その様子を写真に収めようと興奮する親の姿も見られました。記念になるな~。

私はお昼の焼きそばに舌鼓を打ちました。22人のスタッフで800食も売れましたが、肉や野菜が豊富に入っているうえ油っこくなく、その上でボリュームがあり、500円でも売れる焼きそばを200円で売っているのですよ。

ブースは、旭商店会、ガールスカウト、河内歩く会、進和学園など、地元の各団体がやっているのですが、盛況で12時30分には、食べ物ブースの完売が増えました。

一方で、ゲームブースは子供たちに大人気のよう。ヨーヨー1回100円、スーパーボールすくいでは100円を握りしめ、子ども7人が満席で頑張っています。自分で絵を描くせんべいも3席満席で頑張っています。

13時00分には、綿菓子の列が15人と多く、特に綿菓子を作るのに時間がかかります。あまりにも時間がかかるので、綿菓子の製造途中にも関わらず、見かねた5人のスタッフが総がかりで、掃除を始めました。掃除が終わると、いままでのよりも大きくて、ふっくらしていて、色も2色で美味しそうな綿菓子に、お客もスタッフも嬉しそうです。私も何十年かぶりに食べましたが、並んでも、待っても食べたい綿菓子でした。

20年前の河内川は、ごみの不法投棄による水質悪化で、悪臭を放つドブ川となっており、水に触れたら水道で手を洗うようでした。『水が流れないんです』と、河内川あじさいの会の木村美江子副会長は振り返ります。こうした状況を改善しようと、平塚市が一肌脱いでくれました。これが大きかったような気がします。平成15年から17年の間、『よみがえれ、ふるさとのせせらぎ事業』の一環で神奈川県の援助がありました。

平成10年からは「河内川あじさいの会」により、堤防敷へのあじさいの植栽・草刈り・清掃作業や環境啓発活動などが行われています。官民一体となった活動です。

駐車場はありませんので、バスか自転車か歩いて旭北公民館へ来て下さい。とのことですが、作られた良い環境は一見の価値がありそうです。

あじさいを見る人が集まれば、そこにイベントが起きてくる。食事をとおした地元の人同士の何気ない会話や、地域の大人による子どもたちへの伝統文化の継承など、『河内川のあじさいまつり』は、地域に根差す大切な『ふれあいの場』のだと感じました。

ライター:今井 敏夫

※この記事は当法人が開催した「WEBライター養成講座」(全3回/5月29日・6月12日・6月19日)の受講生が、受講中に取材して記事にしたものです。

★こちらの記事も併せてお読みください。

未来に繋げたい「あじさいまつり」

ドブ川からの復活4000人が楽しむあじさい祭りに忍び寄る課題