ひらつか地域づくり市民大学 実践講座①は、「自分たちの地域活動の現状を見つめてみよう」をテーマに開催しました。(期日:12月19日(土))

当日は、活動センターで4名、オンラインで4地区公民館を結び(横内13名、城島10名、豊田10名、土屋7名)計44名にご参加いただきました。

 

前回公開講座の開催と同様、万全な感染防止対応をすべく参加者の検温、マスク、アルコール消毒、ソーシャルデスタンス等を踏まえ、4公民館と活動センターとをバーチャル/リアリティーのハイブリッド方式でつなげ実施しました。

 

実践講座も引き続き講師として(株)カントリーラボ 宮崎道名氏を迎え以下の講義をしていただきました。今回テーマは、地域活動を進化させるべく地域活動の棚卸しの重要性を学び合い、考えるキッカケにして、安全安心な地域づくりをもう一度確認し、それを作れる仕組みづくりを進めることとしました。

今ある大きな2つの課題として人口減少、少子高齢化が確実に進んでおり止められない現状があります。地域コミュニティ、自治会・町内会は行事等を見直し進化させて次の10年を迎えたい。そのためには以下の2点が必要であると考えます。

 

(1)マーケティングし何年後にはどうなっていたいか。人口減少、担い手不足は始まっており、行事より事業に重点を変えていくこと、並びに少ない時間・人で最大効果を出していくことが重要である。

(2)自分たちの“地域課題を”見える化”する事が大切である。

 

 

※講師より、積極的に地域づくり活動を実践している6つ事例の紹介がありました

 

これらの事例から学び、地域が進むべく道】

これまでの地域づくりの手法では、既に到来している人口減少・人口構造の変化に対応できない。且つ増やす、広げるような拡大や成長路線一辺倒では解決できないだろう。

これからの地域づくりは以下2つが大切である。

  • 地域の人たちの“声”をよく聞き、活かすこと
  • そのシーズは地域の人たちの足元にある

 

地域活動で年間作業しているお祭り・行事・会議等の棚卸しをした

各地域から次のような報告がありました。

(1)横内公民館…主な活動は全て自治会全員で実施している。そのため極力打ち合わせ回数を少なくしている。地区レク等は1回/年の打ち合わせで実施。防災キャンプは子供たちと一緒に実施して防災訓練も兼ねている、厚木の防災センター見学も行った。

 

(2)豊田公民館…地区レクなどは、ここで表現できない様な大きな作業が沢山ある。

 

(3)土屋公民館…3つの大きな行事の夏祭り、公民館まつり、地区レクは自治会と体育振興会とで対応、敬老会は自治会と個別団体とで対応している。他に子供会がある。

 

(4)城島公民館…公民館まつりの模擬店・芸能関連の打ち合わせは3回/年実施している。地区レクは自治会と体育振興会で、神社関連は3自治会と氏子で対応している。全体としていつも同じ人が参加しており大きな負荷が掛かっている。

 

最後は、他地区の取り組みに対して質問が数多く上がり、質疑応答や情報交換の時間が足りなかったという感想が上がりました。

 

次回は1月23日(土)実践講座2回目を実施して修了となります。(今年度はコロナ禍により短縮して実施しています)

テーマは 「地域課題を見直す上で必要な事を考えてみよう」どうぞお楽しみに!

 

文責 津田

 

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