ひらつか地域づくり市民大学第4回目は、12月7日(日)に吉沢公民館を会場に開催しました。

 吉沢地区では、地域の課題解決の話し合いの場として、

吉沢地区地域活動団体との連携会議を年に2回行っています。

自治会、各種地域活動団体等が一同に会し→地域課題を共有し

→解決策を検討→実行に移す→

活字にすると簡単そうに見えますが、実は早々簡単にはできることではありません。

そこで、市民大学では、吉沢の運営協議会の皆さんに、

1.話し合いの現場を見せていただくこと。

2.ワークショップに参加させていただくこと。

 をお願いし、受講生とともに学ばせていただくことにしました。

 

講座は2部構成。前半は、受講生が吉沢地区のこれまでの取り組み状況を聞き、

後半のWSに入るための事前レクチャーの時間。

後半は、吉沢小学校PTA主催事業わくわくサタデーの活動報告、

地域の課題まとめシートの説明

に続いて、安心安全な町を目指す防犯の取り組み方法を話し合うWSです。

 

前半は、小泉連合会長より「これまでの地域づくりの概要」、

そして、平野公民館長からは、「連携会議及び運営協議会(モデル事業委員会)の

成り立ちを説明していただきました。

また上吉沢自治会長の秋山さんには、「居場所づくり(寺子屋・ゆめ広場)の実践」を

説明していただきました。

 

その後は、吉沢地区の各種団体の皆さんが集まり、いよいよ連携会議の始まりです。

受講生は後方の席へ移り、会議の様子を傍聴します。

1.わくわくサタデーの報告について

2.連携会議で出された意見等への対応について

が、終了すると受講生も吉沢連携会議のテーブルに着席して、ワークショップです。

3.ワークショップのテーマは「吉沢の防犯」不審者等が出にくい安心安全なまちに。

まずは、「情報共有」ということで、

吉沢地区の防犯マップと防犯活動の取組みについて説明を受けた後、

各グループで各地域のおける防犯の取り組みを紹介しあいます。

その後、課題となっている吉沢地区の防犯活動をどのような取り組みをしたらいいか、

或いは補完する取り組みはないか、などを意見交換しました。

うちの地域ではこんな取り組みをしている、或いはこんなことをやってはどうか?

など、たくさんの意見が出されました。 

その後のグループ毎の発表では、様々なアイディアが出され、

「ほう、なるほど」「あ、それはいいね」「これならすぐにできそう」など、

あちこちで声が聞かれました。

 

・他の地域の取り組みは中々知ることができない。

・いつものメンバーでは同じような答えばかりで新しい意見がでない。

・いろんな地域の方が入ることによって、刺激を受ける。

これは、地元の皆さんの声です。

 

受講生の皆さんからは

・吉沢地区は、連携感があってあたたかい感じがしました。

・大変参考になりました。ありがとうございました。

・何より共有の機会を戴き感謝。

・自分たちの地域と吉沢の違いがよくわからず、

自分たちの地域での取り組みしか伝えられず、提案ができなかった。

・年2回にしても、たくさんの人が集まる会議を開催、実行されている実行力に敬意を表します。 

 我々のところでも、いろいろやりたい事はあるのですが、なかなかできません。

 他のグループの提案が非常に参考になった。

・とてもまとまった地域だと思いました。

 地域密着型で各団体の仕事がはっきりしているな、と思いました。

 連携会議の存在があるのにびっくりです。

・“連携会議”があることに感心しました。吉沢地区の地域のあたたかさを感じました。

 自分の地域もそのようにできたら…と思いました。

等の意見が寄せられました。

 

このような情報交換は双方の理解と協力がなければできないことですが、

今回、吉沢地区の運営協議会の皆さんの多大なご協力を得ることができ、

また、受講生の地域づくりに対する真摯な気持ちが一体となったことで、

スムーズに進めることができました。

更にはこれまで平塚市協働推進課、中央公民館、福祉総務課の職員の皆さんと

協働で進めてきたことも大きな要因となっています。

協働することでより大きな成果が得られることを、

今年度の地域づくり市民大学でも実例として紹介できるものと思います。

講座終了後は、オプション企画として吉沢地区まち歩きを行いました。

その様子は、近日中にブログにてご紹介します!

 

さて、次回は最終回。年開けの1月末に予定しています。

受講生の皆さんとともに、地域づくりの担い手を増やすには?

をテーマに意見交換会を行います。

Share