「きく力」ってどんな力」?

7月27日(木)の午後、平塚市中央公民館4階小ホールにて、約70名の方にお集まりいただき、ひらつか地域づくり市民大学 地域活動基礎コース「すぐに活かせる!コミュニケーション講座」第1回目を開催しました。

講師は、合同会社Active Learners 共同代表の山ノ内 凛太郎さんと米元 洋次さんです。現在、ワークショップデザイナーとして行政・学校・企業などから依頼を受け、主体性を引き出すワークショップを数多く展開していらっしゃる素敵な方々です。

7/15の公開講座で幕を開けた2017年度の市民大学講座ですが、今回から3回にわたり地域活動基礎コースがスタートしました。今回のテーマは「すぐに活かせる!コミュニケーション講座」です。

コミュニケーションは必要だとわかっていても、「なぜ?」と問われると、案外答えられないものですよね。わかっているようでわかっていないコミュニケーションを学び、家庭ではもちろんのこと、地域団体の運営に活かして地域、団体の結束力強化につなげてほしいと思います。市内の町内福祉村の方を中心に多くの参加者を迎え、楽しく、にぎやかに学びました。

 

地域活動にコミュニケーションが必要な理由。

地域活動に参加している人たちは、“いい”まちにしたい。“いい”まちで暮らしたい。と思って活動しています。

でも、この“いい”の感じ(想い)は人それぞれ違います。違えばおのずと行動がバラバラな方向に向かいます。最初の行動は同じでも次からは違う方向に向かってしまうこともあります。団体や地域の結束力のベクトルを合わせるためには、その違いを互いに理解し受け入れることが重要です。

そこで、「伝え合う」「聴き合う」というコミュニケーションが不可欠なのです。

講座の進め方

講座は3回シリーズで、第1回「きく力」、第2回「伝える力」、第3回「場をまわす力」です。

会場には机を用意して参加者の座席は確保されていますが、講師の講演ではなく、ワーク中心で席替えをしながら会場内を動き回るワールドカフエスタイルで進みます。

それでは、第1回目「きく力」の講座の始まりです。

  終始笑顔でテンポよく進めてくださった山之内さん。これまでに3000人以上もの

  ワークショップを手掛けているとあって、参加者はすぐに引き込まれていきました。

 

   「”きく”という言葉にはいろんな意味があるんですよ」米元さんの丁寧な説明に

    会場からは「なるほど!深いですね~」などど感嘆の声も聞こえてきました。

“聴く”と“訊く”は“効”くのです。

聴くは傾聴。自分の意志で耳を傾けること。

訊くは質問。相手のことを知るために尋ねること。

この“きく”の合わせ技が有効になり効いてくるのです。

 

*ミニレクチャー

聴くと聞くの違い。

—-聞くは無意識に話や音が耳に入ってくる状態。英語のhear.

—-聴くは意識して話や音を耳に入れようとする状態。英語でlisten.

 

今回の“きく力”の講座の目指すゴールは?

参加者がこれから「自分はこんな“ききかた”をするぞ」という形が見つかっていること。講師からの方向性を示す話はありません。多くのワークを体感することで各個人が、いい“ききかた”をみつけるべく頑張りました。

    テーブルを離れたり戻ったりしながら、たくさんの方々と「きく」を体験する

    参加者のみなさん。

 

①ペア・ワークその1

・聴いてもらう自己紹介——相手に自分のことを聴いてもらう。

・聞いてもらう自己紹介―――――-相手に質問するワーク。

会場のグループ以外の方とも自己紹介し合う。

*ミニレクチャー

・自己紹介したらお互いにハイタッチする。これが結構一体感を生む良い方法です。拍手もいいかも。

 

②ペア・ワークその2

相手の持ち物や身につけているものについて事実質問のみを用いて、こだわりを引き出す。

*ミニレクチャー

・うなづき、あいづちを積極的に使おう。

話し手は相手や聴衆がうなづいてくれたり、あいづちを見たりすると「聞いてくれている」と思ってモチベーションがグンと上がる。無表情、無動作で聴かず積極的に使いましょう。

③グループ・ワークその1

①②で知ったペアをグループ内で紹介し合い、共有する。

④グループ・ワークその2

ある写真を見て、たくさんの質問を考える

⑤グループ・ワークその3

④で出された質問を分類し、最も良い質問が何かをグループで対話する。

*ミニレクチャー

・「浅い質問」——YesとNoで答えられる。

・4W  誰と、何時、どこで、何を、の事実質問。

答えやすく、気軽なやりとり。

・「深い質問」——-答えが複数、複雑。

・1W.1H   何故、どうやって

関係性が深まる。

浅い質問ばかりだと、「あまり自分のことに興味ないのかな?」と思われたり、深い質問ばかりだと「めんどくさい人」とお思われるかもしれないので、難しいが織り交ぜて使う訓練を

⑥グループ・ワークその4

「傾聴・質問をされると、どんな良いことがあるか?」「いい“きき合い”を実現すために自分たちでできること何か?」をグループで対話する。途中メンバーを入れ替えて行う。

ゴール

個人ワークで、今までのワークで体感したことを踏まえ「いい“ききあい”を実現するための【自分ルール】を考える。

 

【自分ルール】の披露

何名かの参加者に披露していただきました。例;「相手の話を最後まで聞く」とか、「笑顔で聞く」など。

講師より「それぞれ個人で感じたことを大切にしてください」という言葉をいただいて終了しました。

  発表する人と聴く人。その場の雰囲気を良くするのは参加者お一人お一人の姿勢が

  大切です。とても気持ちのいい時間を過ごせたのではないでしょうか。

 

参加者アンケートより(抜粋)

・講座の進め方が上手で見知らぬ人と違和感なくとけこめた。おかげで意見が出やすかった。

・相手の気持ちになること。良く聴くこと。深く訊くことの大切さがわかりました。

・ハイタッチが良かった。

・実践的講座でよかったです。

・自己紹介をしながらハイタッチをしたことにより親近感が深まった。相手のことがわかった。

・「市民大学」という文字にビビッていたが、楽しく学ぶことも多く嬉しかった。

・何となく自分本位になりやすい年齢。人のことを思いやる良いきっかけになる。

・今回は聴き上手になつたように思うので、次回は「伝える」なので話上手になりたい。

・仕事で説明する機会が多いので、相手が理解できるように伝え方を学びたい。

 

参加者の皆様、大変お疲れさまでした。下記の通り第2回、3回とありますのでまたお会いできることを楽しみにしています。

 

次回 8月10日(木)13:30~16:30 中央公民館2階ギャラリー

テーマは「伝える力」です。

 

報告担当:shimizu kozo