令和2年度から実施している本講座は、「農業と福祉のコラボで、みんなが幸せな社会に!」をキャッチフレーズとして、農業関係者及び障がい者福祉関係者、農福連携コーディネーターに興味のある方を対象に開催しています。

 

本年度も、講師に障がい者就労支援A型事業所(株式会社てしお夢ファームマネジャーの荒井亮祐氏、農福連携コーディネーター(ジョブコーチ)の加藤貴一氏)や農業と福祉のマッチング事業に取り組む研究者(日本農福連携協会顧問の濱田健司氏)をお迎えし、これまでの農福連携の取組み事例をもとに、各方面の講師の方に現状分析を踏まえた課題と今後の方向性を示していただきました。

↓ 1回目の講座の様子

( ↑ 左;加藤さん、右;新井さん)

熱心に学ぶ受講生

講座終了後も活発に情報交換が行われました。

 

↓ 2回目(6/25)の講座の様子

講師の濱田先生は熊本からオンラインでお話いただきました。

 

各回とも、農福連携に真剣に取り組んでおられる方の言葉には説得力があり、多くの困難なハードル(土地取得の困難さ・就労者の定着等)を乗り越えようとするパワーや統計(農業従事者の減少・障がい者の増加等)からの洞察力や今後の展望など多くの知見をいただきました。

特に農福連携において「障がい者に支えられている」という視点は、多くの参加者が感動を覚えました。

また、神奈川県農福連携マッチング事業に取組む県職員や平塚市農水産課、JA湘南職員の参加者から、課題と展望のコメントをいただくことができました。

 

今回の講座を受講した参加者から、新たに6名の農福連携コーディネーターが誕生しました。「農福連携コーディネーター」の役割は、農業者、障がい者を理解し、双方とコミュニケーションを取りながらマッチングを行うことです。

今後は、農家への現地見学会(スタディツアー)やコーディネーター同士の情報交換会を通して学びを深め、農業関係者と障がい者支援の関係者とのマッチングを進めていきます。

 

参加者:第1回講座27名、第2回講座24名 (いずれも関係者含)

 

2022,07,02 記 関谷

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