ご縁あって県内初「小規模多機能自治の推進や小さな拠点づくりのための勉強会」を3月16日(木)午後2時〜開催しました。

当日は、岡崎地区ふじみ野から5名(ここは40年前に建てられた一戸建て団地で、一斉に高齢化が進み、平塚では2番目の高齢化率40%を超える地域です)が参加、港地区から4名(民生委員の皆さんが参加、マンション住まいの方々の高齢化が進み様々な問題を抱えています)、伊勢山地区からは自治会連合会関係者が4名(自治会活動に限界を感じつつ今後の地域運営のあり方を模索しています)、その他様々な地域から参加をいただきました。

講師の吉戸さん(ランドブレイン(株))から、はじめにRESAS(地域経済分析システム)を紹介いただき、平塚市の人口推移を過去から未来にわたってどう進んでいくか、仔細な説明がありました。会場から大きなどよめきが起こり「こうして歴然と数字で示されると急に実感がわいてくる」と真剣な表情でスライドを見つめていました。

その後は平塚市の人口分布図を模造紙に落とし、自分が住む地域がどのような位置にあるのか、人口データを元にシールを貼っていきました。高齢化が一気に進んでいる地域と若い世代が移り住んできている地域とは大きく差が開いているのが一目でわかります。

吉戸さんの説明は簡潔でわかりやすく、参加者のみなさんの表情は真剣そのものでした。

 

 

平塚市と言えども中心市街地、それを取り巻く地域、西北・東北に拡がる農山村地、海側の漁村地、公営の団地群など、地域性は大きく違います。もちろん人口構成も大きく違うため、地域課題は本当に多様です。一様に対策を講じることは到底困難で、まさに地域ごとの特性を生かした地域づくりが望まれるところです。

 

後半はワークショップファシリテーターの宮崎さん((株)カントリーラボ代表)より、グループワークからワールドカフェへと参加者の動きを変化させながら、対話の場をつくっていただきました。講座で学んだ気づきとこうしたいという提案を突合させながら、互いが考えていることを共有し合う時間はかなり盛り上がりました。

グラフィックファシリテーションを展開しながら様々な地域づくりの事例を紹介する宮崎さん

 

講座で上がった参加者の声

〇地域の人に高齢化への対応など危機意識は認識されているだろうか、またどのようにしたら意識を高めてもらえるだろうかなど、疑問の声が上がった。

〇地域でつどえる拠点は何所か、拠点づくりを始めるにはどこから手を付けていいか分からないなどの声も出た。女性に参加してもらい、まず少ない人数で始め、徐々に増やすことが良いのではとの意見が上がった。

講座での出会いが次のつながりへ

マンションの高齢者が集うカフェ運営に悩む港地区民生委員に対し、先進的に運営している「ふじみ野ふれあいスポット」活動が紹介され現場を訪問することになったそうです。

 

平塚市では町内福祉村という地域福祉施策があり、これは他市他県に誇れる内容ではありますが、一歩進めて地域の課題を地域の人々が気づき自らが立ちあがり事業を興す、いわゆる地域運営に移行していく時期に入っているのではないでしょうか。ヒト・モノ・コトがまだある時に、未来を見据えた取り組みを始めるにはちょうど良い時期ではないかと思います。

まだまだうちの地域は大丈夫、そんなことを言っているとあっという間に10年、20年が過ぎてしまいます。今、3人で1人の高齢者を支えればいい時代ですが、あと20年たったら3人で2人を支えなければなりません。しかし20年前は10人で1人を支えればよかったんです。この進み具合は半端じゃないんですよ、と講師の吉戸さんの発言に一瞬ぞくっとした人は何人もいらしたと思います。

今回の講座が次の一歩にどのようにつながっていくか、当法人も一緒になって考えながら、そして吉戸さんや宮崎さんのお力をお借りしながら進めて行きたいと思います。