スタート交流会を、6月18日(日)13時半~16時に実施しました。

これまで12年間、公設公営で運営してきたひらつか市民活動センターが、NPOと協働運営を始めたことをセンター利用団体及び関心のある方に周知するとともに、市民活動が地域社会にどのような役割を果たしているか、ゲストスピーカーを招いて学びと交流の場を設けました。当日は18団体42名、関係者含め49名が集まり、盛大に行われました。

手描きの看板はとても好評!メンバーの岩本さん(水彩画の名士です)による力作です。

年齢や分野を超えたつながりの輪が広がった交流会。話が途切れることなく続きました。

当日の様子をご紹介いたします。

1.平塚市協働推進課職員荒原さんから協働運営について説明

「協働のねらい:専門性の高い相談や、団体間のマッチングなど「公」では限界にあり、民間のノウハウを生かした運営を期待したい。今後3年間で、段階的に「民」運営に移行していく予定です」

平塚の市民活動の活性化に力を注ぐ職員の荒原さん。まだまだやるべきことが山積していますが、1つ1つ乗り越えていきたいと決意を語りました。

 

2.湘南NPOサポートセンター代表理事坂田より説明

「民間ならではの手法や当事者性を活かし、市民活動によってまちが豊かになるように先々を見据えた運営を心掛けてまいります。

今後は、相談窓口の開設や情報収集・発信の強化、「取材レポーター」チーム、「センター情報誌作成」チーム、「ホームページリニューアルチーム」以上3つのチームを今後募集し、市民活動の輪を広げていきたいと考えています」

市民活動が活発になることでまちも元気になる。一人ひとりがまちづくりの主体であることを皆さんと共に共有しながら取り組んでいきたいと話しました。

 

3.ゲストによる基調講演

「互助の仕組み、地域の力で」

二宮 雄岳氏(釜石市リージョナルコーディネーター(釜援隊隊長)より、まちづくりや支援するとはどのようなことか、について事例を交えてお話しいただきました。

まちづくりの主体は住民の皆さんであり、僕らは黒子であって主体者じゃない。頼られるのは嬉しいけれど依存体質の住民をつくる気持ちはない、と終始一貫した姿勢を貫き通す二宮さん。釜石のこれからが楽しみですが、平塚も負けてはいられませんね。

 

①釜石市の現状

仮設住宅の中で復興が進むにつれまちづくり(住宅再建、公営住宅建設)が本格化する。又、支援にきている団体も任務を終え戻っていきつつある。人の減少・離散が進む。今のうちに先行きのコミュニティーづくりや生活支援などの仕組みを構築しておく必要がある。

 

②活動の思い

住民が可能な限り住み慣れた地域で、安心して、自分らしい暮らしが続けられるよう見守り体制の構築。あくまでも住民が主役。我々は黒子に徹する。

ー意識改革「他人ごと」から「自分ごと」へー

 

③徹底してワークショップ 

学習会、視察・見学の繰り返し実施。

改革のルーチンワーク。課題を見つける。その課題を共有し、わかちあう。その課題についてみんなで学ぶ。解決するにはどうしたらよいか話会う。解決策を実行してみる。実行したことを振り返り、更なる課題をみつける。

 

④結果

・4つのコミュニティービジネスの立ち上げ

・37人の地域世話やき人の認証

・「ご近所支えあい復興事業」の政策立案と実行

休憩の後は参加者との交流・ワークショップを行いました。

 

4.ワークショップ交流(WS)

・WS1—あなたの団体は何のため、誰のために活動していますか?

・WS2—活動する中で不足していると感じるものは何ですか?

・WS3—それがあったら活動はどんな風に変わっていますか?

グループ発表(共有の場)

 

5.総括

① 活動に対する教訓

・活動は第一に変化していくことが大事。

・第二に継続していくこと。

・第三が伝わること。

 

・活動は成果を上げているうちは「下」

・仕組みを作って「中」

・人を作って「上」

 

・同志を集めるには自分を語る(story of self)

・団体を語る(story of us)

・現状の課題を語る(story of now)

 

② 平塚へのメッセージ

・釜石は人口3.5万人。平塚は25万人。力を結集すればすごいことができるはず。少子高齢化は突然やってきたわけではない。活動も先を見据えて計画する必要がある。

・他人ごとにしない。行政などあてにしないくらいの気持ちが必要。

・地域に近づくことが重要。現場を知ること。

・宣伝が重要。ほかの地域、団体の先例を学ぶこと。

日頃の活動の悩みや課題を話し合っています。自分以外の人と一緒に考える場はとても大切です。

活動を始めた時の思いと現在とではやや状況も変わってきます。自分の思いと社会の変化を重ね合わせながら、何が一番必要な取り組みかを考えます。

グループで話し合った内容を簡潔にまとめて発表しました。もう少し時間が欲しかったという声があり、このような場が必要とされていることがわかりました。

地域で活動する若者の意見はとても新鮮で興味深い。未来に希望が持てる瞬間でした。

 

今回の交流会は、センターを利用したことのない新しい方々の参加もあり、これまでにないつながりが生まれました。参加者との情報交換で感じたことは、参加者が多様な組織や団体・人との出会いやつながりを求めているということである。日ごろ自分の仕事や活動で手一杯なため、考え方や守備範囲が狭くなりがちですが、いろんな立場や考え方の違う人たちとの出会いが新たな気づきを与えてくれることに気づいてもらえたことは良かったと思います。

20代から70代まで幅広い世代の方々の参加があったため、シニア層は若い人と話し合うことができて良かったという声と、若い人にとっては地域課題や市民活動を知る良いきっかけになったという声もありました。

 

♥カフェコーナー♥

平塚市手をつなぐ育成会様と生活クラブ生協デポーカフェ様のご協力により、会場内にカフェを設置、美味しいコーヒーやお茶とお菓子をご用意いただきました。参加者の皆さんからとても好評とのご意見をいただきました。ご理解ご協力をありがとうございました。

平塚市手をつなぐ育成会の皆さん。日本茶とどら焼きを用意してくれました。2名のご本人の方も販売に立ち、にこやかに対応してくれました。

生活クラブ生協デポーカフェさんには、コーヒーと手作りのカップケーキを用意してくれました。コーヒーを買われる講師の二宮さん。とても美味しかったそうです。

参加者のアンケートから(抜粋)

・素晴らしい取り組みのお話、参加させていただき感謝です。地域づくり、これは私たちの仲間での取り組みを希望して大きくはばたきを希望します。ありがとうございました。

・それぞれの活動が地域につながっていること、そして若い方に期待したいです。

・これからもこうした催しを開催してほしい。

・おとなり茅ヶ崎より参加しました。まちづくり、市民活動はオーダーメイドでありながら、人と話すこと、知ること、聴くことで拡がりと深まりにつながりますね。大変勉強になりました。

・想像していた以上に興味深いお話を伺えました。ありがとうございました。

 

協働運営が始まってそろそろ3か月。少しずつ利用者の皆さんにスタッフの顔を覚えてもらっています。民間運営になって何が変わったか、しっかりと成果を出せるように先を見据え運営していきたいと考えています。

引き続きご理解ご協力をお願いいたします。

湘南NPOSC一同